今週の絵手紙第34週
博多の仙厓さんは江戸時代の有名な禅僧です。
私の苗字「香泉」も実は仙厓さんに由来するのですが、その話はまたの機会に。
知ってか知らでか、寺庭さん恐れ多くも仙厓さんの柳の詩を載せています。
肉体と精神が一致する(身心一如)
私と私の周りの環境が一体(人境一如)
私も他人も皆大切な存在(自他一如)
仙厓さんに直接聞いたわけではありませんが、この詩は一如という事をを表しているように思います。別の言い方で不二とも言います。
嫌だとか我慢できないという心境の起こった時、その多くはこの一如の世界から分け隔てられた世界にいる時ではないでしょうか。
あらがう事をやめたとき、熱い湯を置いておくと自然に冷めるように、強風にも文句言わずに、揺れる柳の心が自然と現れるのでしょう。