最近、空高く泳ぐ鯉のぼりを見ることが減りました。
住宅事情や少子化など、色々な原因があるのでしょうが、少しさみしいですね。
絵手紙の鯉のぼりは随分変わった形ですが、それもそのはず。
実は姪っ子(寺庭からすると孫)が保育園で作ってきたものを模写しました。
仏教も儀式だらけですが、仏教だけに限らず、鯉のぼりや節句の祝いなど、儀式が簡略されて減る時代です。
儀式というと、一見意味の無いような事をおっしゃるニヒリズムな方もおられます。
しかし、儀式を通してしか得る事の出来ない規律や、肌身に感じる人間味、智慧があるのではないでしょうか。
儀式は知らず知らずの内に、人の心を豊かに、そして深くはぐくむものです。
意味は判らずとも、型にしっかりと自分をはめる事によって、いにしえ先人の智慧を頂くのです。
あなたの周りにも消えていった儀式がありませんか?