今週の絵手紙

今週の絵手紙第25週目

猿が大慌てで逃げているのは・・・

分かる分かる。でも今日で鶏に交代ですよ!

行く年来る年にはかないません。

 

大晦日。11時半から毎年恒例、除夜の鐘と精進蕎麦のお接待をしました。約400人の方にお参り頂き、にぎやかな年越しとなりました。

都会の方では除夜の鐘が騒音公害との意見もあるようです。

毎日鳴らす訳じゃない。1年でたった1回しかない除夜の鐘なんですから。

鐘楼で皆さんをお迎えしていると、喜怒哀楽願念望希幸・・いろんな顔をして鐘を撞かれているのがよく分かります。

どんな思いでも良いんだと思います。ただ鐘を撞きに来ていただけるだけで、自身の心と向き合われている姿を拝見し、お一人お一人に合掌し礼拝しました。

今日は朝から大般若札の祈祷。正月明けに檀家さんにお配りします。

本年もよろしくお願い致します。

 

今週の絵手紙

寺庭の絵手紙第24週目

4年前の12月2日、月命日のお勤め先で、雨の中ニャーニャー鳴いている子猫がいました。

聞けばその日の朝、玄関先にひょっこり現れたとのこと。誰かに捨てられたのでしょうか。

人なつっこくてどこまでも私についてきます。

車のドアを開けると、乗れとも言っていないのにさっさと自分から乗ってくる始末。

まるで「末永くよろしくお願いします」と言われているような気分です。

ヨシッ、これも何かの縁だと、和尚さんに頼み込んでうちで飼うことにしました。

毛がグレーなので名前は「ギン」。よく血統書付のロシアンブルーやシャリュトリューと間違われますが、

れっきとした雑種!

長勝寺のマスコットです。

 

今週の絵手紙

寺庭の絵手紙 第23週目

今週は冬至当夜ですね。柚子風呂が楽しみです。

お寺にクリスマスは無いけれど、冬至当夜はあります。

修行道場の冬至当夜は無礼講です。それはそれは盛大に宴を催し一人一芸を披露する習わしです。

厳しい修行道場で無礼講の宴?と思われるかもしれませんが、日々の厳しさがあるからこその無礼講なのです。

私達のように毎日が宴の者からすると、無礼講と聞いただけで俗な感じがします。

しかし、道場の無礼講には俗っぽさというものは感じません。ついでに聖なるものもありません。

聖・俗や清・濁といった両極のこだわりが抜けたところに真の人間性を見出す、といったところでしょうか。

ともすれば動物性を発揮しそうな師走の忘年会シーズンです。ご用心!

今週の絵手紙

寺庭の絵手紙 第22週

笑う門には福来れども、、、妹と話して意見が一致したのですが、

このカエルの笑いはどちらかというと「あざ笑う」の方でしょうか?!ケロケロ クヮクヮ

 

皆さんご存知の鳥獣戯画をお手本にして書いたそうです。

まだまだ!国宝の筆先には及びませんね

がんばって下さいよ。寺庭さん♪

今週の絵手紙

寺庭の絵手紙第21週目

21週目の絵手紙は「雲中供養菩薩」です。

平等院鳳凰堂の阿弥陀様の周りを52体の雲中供養菩薩が飛び舞う様は、まさに極楽浄土そのものです。

実は私、先月から坂ノ市にある浄土真宗光國寺さんの合唱団に参加しています。

浄土真宗はご存知の通り、阿弥陀様をご本尊とする教えです。光國寺さんで歌う私は、雲中供養菩薩の様に美しい音楽を阿弥陀様にお供え出来ているだろうか・・と心配にもなりますが。

ともあれ、大きな声で歌うのは気持ちの良いものです。月に何度かある練習には寺庭(若いほう)も一緒に楽しく通っています。

コンサートが近づきましたら、ホームページでお知らせします。是非聞きにいらしてください。

今週の絵手紙

寺庭の絵手紙第20週目

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実りの秋

今年も柿の美味しい季節がやってきました。

柿にも次郎柿、黒柿、富有柿などいろんな種類がありますが、この絵手紙は癖がなく上品な甘さの富有柿でしょうか。

ところで、落ちずに最後まで木に残った柿の事を「気守り」と呼ぶそうです。知りませんでした。

案外、受験や就職試験のゲンカツギに効果があるかもしれませんね。

 

※柿には利尿作用があるため、試験前に柿を食すのは自己判断でお願いします。

今週の絵手紙

寺庭さんの絵手紙第19週目

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2週続けてお休みを頂きました。

今週から再開です。

 

井戸端に植えてあるマンサクの木に異変がありました。

普通、まんづさく(先ず咲く)と言われるように、マンサクは正月に咲くものですが、

今年は葉も落ちない、まだ照葉(紅葉)のうちから咲く始末。気が早いですね(*_*;

ともあれ、秋は日に日に深まり、静かな日曜日を過ごしています。

 

明日から雨だそうで、少し冷えそうです。

お風邪など引かれませぬように。

今週の絵手紙

寺庭さんの絵手紙 第18週目

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朝晩少し冷えてきました。

どこからともなく、きんもくせいの薫る季節ですね。

絵手紙の「姿より香りに生きる花もある」とはきんもくせいの事のようですが、

よくよく観察してみると、きんもくせいの花も可愛らしい姿をしてますよ。

この歌、人間になぞらえて、容姿は性格でカバーするとか、今と別の生き方を模索するという意味ではないでしょう。

何処からか判らないけれど、スーッと香るきんもくせいに感動を覚え、それを無心に詠った。ととる方が禅的ではないでしょうか。

 

禅というと難儀な、ややこしいというイメージを持たれる方が多いですが、きんもくせいの香りを、いつの間にか素直に受け入れている自分。

自分の中にそんな素晴らしさがあったと気づくことも禅の一面だと思います。

今週の絵手紙

寺庭さんの絵手紙 第17週

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シュウメイギクを見ると毎年思い出すのが、自分たちの結婚式です。結婚は一大事因縁なり。

あれから〇周年。楽しかったなあ~と思い出にふけってみたりします。

結婚と言えば、「お寺で婚活吉縁会」

11月6日に大分初開催となります。

今月1日8日16日の3日間で、私たちの予想をはるかに上回る数の会員さんに登録いただきました。

「次の登録会はいつ?」「次回開催はいつどこで?」と毎日たくさんのお問合わせを頂いています。

次の登録会は11月26日13時~17時、長勝寺にて行います。

詳しくは吉縁会のホームページをご覧ください!

今週の絵手紙

寺庭さんの絵手紙 第16週

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本堂の裏手、納骨堂のあたりに彼岸花が沢山咲きました。

 

亡くなった和尚が生前植えたものです。

春、秋一度も欠かさずに咲く彼岸花。

 

年々同じ様に咲く花、年々歳を取る私。

 

この花を眺めると、

亡きあとも花に生きる、父和尚を思い出します。