今週の絵手紙

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寺庭さんの絵手紙シリーズ

第七通目

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朝6時。暁鐘(ぎょうしょう)を撞いたあと、まだ半分眠けの残った目をこすりながら、ふと下を見ると、勝手口に小さなお客様。

生まれたての蝉が、まだ柔らかい羽を朝日で干して、飛び立つ時を、もう少し、もう少し、と待っていました。

その透き通った羽のうつくしいこと。

急いで寺庭さんを呼んで、絵手紙にしたためてもらいました。

夏の朝ならではの出来事でした。

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