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観音堂内装

観音堂内部

漆喰壁に床は敷瓦です。

正面丸柱と左右の建具の材料は実は同じケヤキの木から取られたものです。

丸柱を作る時に建具用に製材されました。

ケヤキの建具という事もあり、かなり重厚です。

廻りはクワです。

敷瓦の四半敷きです。

黒っぽく見えるのは、食用油を塗った為です。

何週間かかけて塗りましたが、ペンキ用のローラーを使った為、結構簡単な作業です。

4回重ね塗りしてようやくこの色になりました。

今週の絵手紙

今週の絵手紙第41週

禅宗のお寺では収入と支出のように入るもの出るものの事を把住・放行と言っています。

わざわざ分かりにくい言葉を使うのは、収支に対する心意気が普通とちょっと違うからです。

それをよく表している禅語の一つに

 

「把住するときは瓦礫も光を放ち、放行するときは黄金も光を失う」

 

という語があります。(※読み方を分かりやすい現代調にかえています)

誰も見向きもしないゴミ同然の瓦礫に光輝くすばらしい黄金の価値を見出し、

いざ支出の時は執着無く、どんなに高価な黄金でさえも光を失った瓦礫のようにあっさり手放す。

という意味です。

 

価値がある、ない。 好き、嫌い。 損、得。 高、低。 綺麗、汚い。 収入、支出。 男、女。・・・

 

禅は、今ごみのように扱っているもの、あるいは価値を感じているものに、

本当にその見方で良いのか

と疑問を投げかけます。

そして、二つのこだわりが消え去った時、本来の姿、素晴らしい仏教的価値観がひらけます。

今週の絵手紙

今週の絵手紙第40週

茶道の世界では、墨蹟にと共に床の間に花を活けて客人をもてなします。

最近茶事があるようで、日曜日の早朝、花活けの練習も兼ねて茶花探しに行っていたようです。

私は茶道に明るくありませんので詳しいことは判りませんが、

茶道には自己修養の面と相手をもてなす接待の面、文化の面、道具コレクションの面などなど、総合芸術のように様々な顔を見てとれます。

茶道はしなくても、抹茶を頂く機会は、お坊さんという立場上、数多くあります。

物にもよりますが、抹茶は意外に高くないんですよ。コーヒー豆よりは安いのではないでしょうか。

値段から入るとは、あまり上品な物言いではありませんね。すみません。

でも茶道と言うと固くても、抹茶を家庭で飲むだけならいつでも気軽にできるのではないでしょうか。

私は気が向いたときには、マグカップで抹茶を点てて、お参りで頂いたヤマザキの月餅片手に、椅子にて抹茶を頂きます。

 

意外でしょう。

 

これを良しとするか、悪しとするかはさて置き

まあ一服召し上がれ!