軒瓦の形、こんなの初めて見た!と思いませんでしたか?
丸栄陶業、栄四郎瓦の「州浜」という新しいデザインです。
寺院などの伝統的な建築に用いられる事は珍しいと思います。
単に伝統を踏襲するだけでは、伝統を守った事にはならないとの思いから、
今後何百年と続く観音堂を未来の人が目にしたときの事を想像して選定しました。
この写真はまだ作業中ですが、正面の外装はヒノキです。
外部側面の壁は漆喰です。近くで見ると鏡のように反射しています。
また、チリ廻りと言って、壁際の美しさが際立っています。
三川は風雨が強く、側面下部は雨に打たれやすいため、特に耐久性を重視しています。
この板壁の厚みは約1センチ以上あります。また、棹の部分も単純に釘で張っただけではなく、頑丈にはめ込んでいます。
足場が取れて全体像が見えました。
正面の飾りは昔の観音堂そのままを忠実に再現しています。
木材はタイヒ(台湾ヒノキ)です。
立派なものですね。
素晴らしいです。さっそく拝見したいです。
箱はほぼ完成ですが、肝心の観音様がまだお身拭い中なんです。もうちょっと時間がかかります!