今週の絵手紙

寺庭の絵手紙第21週目

21週目の絵手紙は「雲中供養菩薩」です。

平等院鳳凰堂の阿弥陀様の周りを52体の雲中供養菩薩が飛び舞う様は、まさに極楽浄土そのものです。

実は私、先月から坂ノ市にある浄土真宗光國寺さんの合唱団に参加しています。

浄土真宗はご存知の通り、阿弥陀様をご本尊とする教えです。光國寺さんで歌う私は、雲中供養菩薩の様に美しい音楽を阿弥陀様にお供え出来ているだろうか・・と心配にもなりますが。

ともあれ、大きな声で歌うのは気持ちの良いものです。月に何度かある練習には寺庭(若いほう)も一緒に楽しく通っています。

コンサートが近づきましたら、ホームページでお知らせします。是非聞きにいらしてください。

観音堂 石工事

いよいよ観音堂の現場工事が始まりました。

最初は墨出しを行い、石を配置する基準を正確に割り出します。

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石屋さんのクレーンを搬入

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ミリ単位以下の精密な作業が続きます。

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矢印の石は、元の観音堂を解体している時に発見された礎石です。

砂岩の一種、臼杵石のようですが、室内にあったため風化が無く石質も非常に良好。

しかも加工が見事だった為、元の位置にそのまま使うことにしました。

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ほぼ作業が終わった状態です。

精密な穴開けと配置、使われるたのは含水率が少なく重たく硬い石とのこと、お疲れ様でした。

今週の絵手紙

寺庭の絵手紙第20週目

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実りの秋

今年も柿の美味しい季節がやってきました。

柿にも次郎柿、黒柿、富有柿などいろんな種類がありますが、この絵手紙は癖がなく上品な甘さの富有柿でしょうか。

ところで、落ちずに最後まで木に残った柿の事を「気守り」と呼ぶそうです。知りませんでした。

案外、受験や就職試験のゲンカツギに効果があるかもしれませんね。

 

※柿には利尿作用があるため、試験前に柿を食すのは自己判断でお願いします。

今週の絵手紙

寺庭さんの絵手紙第19週目

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2週続けてお休みを頂きました。

今週から再開です。

 

井戸端に植えてあるマンサクの木に異変がありました。

普通、まんづさく(先ず咲く)と言われるように、マンサクは正月に咲くものですが、

今年は葉も落ちない、まだ照葉(紅葉)のうちから咲く始末。気が早いですね(*_*;

ともあれ、秋は日に日に深まり、静かな日曜日を過ごしています。

 

明日から雨だそうで、少し冷えそうです。

お風邪など引かれませぬように。

災害用井戸ポンプ

万が一の災害時に役立つように、

普段飲用に使っている井戸に手動ポンプを設置しました。

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三川ではめずらしい、鉄分のない水です。

大分市の災害用登録井戸ですが、災害時は飲用には使えないそうです。

備えあれば憂いなし!

もしもの時にはどなたでお使いください。

今週の絵手紙

寺庭さんの絵手紙 第18週目

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朝晩少し冷えてきました。

どこからともなく、きんもくせいの薫る季節ですね。

絵手紙の「姿より香りに生きる花もある」とはきんもくせいの事のようですが、

よくよく観察してみると、きんもくせいの花も可愛らしい姿をしてますよ。

この歌、人間になぞらえて、容姿は性格でカバーするとか、今と別の生き方を模索するという意味ではないでしょう。

何処からか判らないけれど、スーッと香るきんもくせいに感動を覚え、それを無心に詠った。ととる方が禅的ではないでしょうか。

 

禅というと難儀な、ややこしいというイメージを持たれる方が多いですが、きんもくせいの香りを、いつの間にか素直に受け入れている自分。

自分の中にそんな素晴らしさがあったと気づくことも禅の一面だと思います。

今週の絵手紙

寺庭さんの絵手紙 第17週

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シュウメイギクを見ると毎年思い出すのが、自分たちの結婚式です。結婚は一大事因縁なり。

あれから〇周年。楽しかったなあ~と思い出にふけってみたりします。

結婚と言えば、「お寺で婚活吉縁会」

11月6日に大分初開催となります。

今月1日8日16日の3日間で、私たちの予想をはるかに上回る数の会員さんに登録いただきました。

「次の登録会はいつ?」「次回開催はいつどこで?」と毎日たくさんのお問合わせを頂いています。

次の登録会は11月26日13時~17時、長勝寺にて行います。

詳しくは吉縁会のホームページをご覧ください!

今週の絵手紙

寺庭さんの絵手紙 第16週

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本堂の裏手、納骨堂のあたりに彼岸花が沢山咲きました。

 

亡くなった和尚が生前植えたものです。

春、秋一度も欠かさずに咲く彼岸花。

 

年々同じ様に咲く花、年々歳を取る私。

 

この花を眺めると、

亡きあとも花に生きる、父和尚を思い出します。

 

今週の絵手紙

寺庭さんの絵手紙第

15週目

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束の間の晴れ間に洗濯物を取り込んでいると一緒に付いてきたのは・・・

 

大きなカマキリさんでした。

台風前夜に一晩泊めて下さいなと言わんばかりです。

 

カマキリというのは案外人懐っこいというか、

人を見てもあまり怖がらないようにも思います。

 

いつだったか、大事な儀式中にある和尚さんの衣に付いたカマキリが、

大勢の列席者の前で頭によじ登ったことがありました。

(それ以来、その和尚さんはカマキリ和尚と呼ばれています)

列席者は驚く者あり、笑いをこらえる者あり、心はざわざわ大騒ぎです。

 

しかし、その和尚さん見事なものでした。頭の上に乗っているカマキリに微塵も動ぜずに、

儀式をやってのけました。

 

その和尚さんから、何事も真剣に挑む姿勢を学びました。

 

 

今週の絵手紙

今週の絵手紙第14週目

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今週は彼岸にちなんで曼珠沙華かと思いきや、吾亦紅(われもこう)ときました。

 

悲しい歌とは、2007年発売の「♪あなたに~あなたに~謝りたくて」という歌詞が印象的な別れの曲、すぎもとまさとさんの”吾亦紅”の事でしょう。

 

歌は母親の墓参りに行くところから始まります。そこで亡き母に対する想いがこみ上げてきたのでしょうか。

 

懺悔、後悔、郷愁、追憶、虚栄、願望、・・・まるで何色もの絵の具で塗り固められた抽象画のように、複雑な人の心がにじみ出ているように思います。

 

春分、秋分の日を中日とした1週間は、お彼岸。先祖供養の期間でもあります。近頃は休みだからと、一部学校などは運動会をやってみたり、やりたい放題ですが。墓前に手を合わせ、独り物思いにふけるのも善しです。