改修前の写真
深刻な状況がお分かり頂けるかと思います。このような状態でも粘り強く耐えてくれるのが昔ながらの木造の良いところではないでしょうか。また、今回の改修によって、瓦と土の重量を1/3程度にし、今後段階的に補強を加えることで、飛躍的に建物の寿命を延ばせます。
工事していただく衞藤建築さんによると、全体的に傷んではいましたが、小屋組みはしっかりしたものだそうです。今後、新しい隅木や垂木、補強部材を入れることで、構造的に、さらに頑丈になります。 と、簡単に言っていますが、実際はたいへん難しい工事です。開けてみないと傷みの状態はわかりませんし、傷みに応じた補修をしなければなりません。それに立ち向かう技術力と労力、手間がかかります。 普通の大工さんにはこのような工事はできません。