涅槃図お絵解き

P20501662月5日、金池の万寿寺さんで「涅槃図のお絵解き」が開催され、長勝寺の涅槃図も展示させて頂きました。

 

 

 

 

P2050174こちらは万寿寺の佐々木道一老大師。今回の仏教講座という貴重なご縁を頂きました。

 

 

 

 

 

 

P2050177そしてこちらがお絵解きをしてくださる岡澤恭子先生です。

お釈迦様のお亡くなりになるところを、あたかもそこに居合わせているかのような語りでお話しくださいました。

お釈迦様のご臨終のところでは思わずジーンときてしまいました。

 

お絵解きの中でもありましたが、お亡くなりになったお釈迦様を囲んで嘆き悲しむお弟子さま方のお姿を見ると、死に方とは生き方なんだなあとしみじみ感じました。死んだとき、こんなにも悲しんでくれる人がいるように生きなければ。。

反省(-_-;)

皆さんもお絵解きの機会がありましたら是非聞いてみて下さい。

 

 

おまけ

P2050158万寿寺のネコさんです。

涅槃図には訳あって猫は描かれることが少ないそうですが、こちらのネコさんはそんなことは知らないニャンと、和尚さんたちに遊んでもらっていました。

観音堂 基礎工事

年明けから観音堂の現地工事が始まりました。

まずは「遣り方」(やりかた)です。観音堂を建てる位置を正確に出していきます。

P1060035直角三角形とレーザーを両方使って確認しています。

レーザーだけで良いようにも思いますが、万が一レーザーに狂いがあった場合を想定して原始的な方法も使うそうです。

 

 

遣り方が終われば土壌改良です。

P1270088三川は軟弱な土地ですので土壌改良材を混ぜて何度も転圧していきます。現場の土を検査に出して出来たオリジナルの改良剤を混ぜます。

改良材、初めて見ましたがセメントみたいな粉です。

 

大量の砕石が運ばれてきました

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砕石を基礎の形に整えて、設計図通りか検査をしています

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遠くから見ると、できたての古墳?なんとも端正な景色です

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除夜の鐘と年越しそば

今年も残すところ1週間となりました。毎年恒例の除夜の鐘と年越しそばのご案内です。

12月31日 11時半より鐘を撞きはじめます。蕎麦も11時半からお出ししています。皆さまどうぞお越しください!

 

今回特別に、お蕎麦のつゆのレシピを公開いたします。

もっと良いアイデアがあれば教えて下さい。

400人分

  • 羅臼昆布1Kg
  • 水60L
  • 干し椎茸500g
  • 薄口醤油2.6L
  • 濃口醤油2L
  • 味醂1.8L
  • 酒0.4L
  • ねぎ、海苔の天ぷら、大根おろし
  1. 味醂と酒をゆっくり火にかけてアルコールを飛ばし、醤油を入れて少し火を通して甕で4〜5日置く
  2. 水50Lに昆布を一晩漬けて1番出汁を取る
  3. 水に干し椎茸を入れて、最初の色の付いた水を捨て、10Lの水で一晩置き、柔らかく湯がく
  4. 2のだしがらを3と合わせて2番出汁を取り、合わせて60Lにする
  5. 椎茸は細かく切って具にする
  6. 出汁と醤油を混ぜて完成

お恥ずかしい話ですが、40年近くレシピらしいものが無く、当初は祖母と母の勘頼みでした。

意地っ張りな私が大分へ帰ってから、寺なんだから出汁を精進でやってみたい…と大反対を押し切り年寄りの仕事を奪ってまでやってはみたものの、カツオとイリコ抜きに出汁を取るのは容易ではなく、失敗の連続でした。しかし、昆布の種類を変えて、出汁の取り方を思考錯誤するうちに、去年頃から何とか汁らしくなってきました。それでも洗練が足りず、まだまだ未熟ですが、、精進出汁の挑戦は続きます。

 

※麺まではさすがに自家製造に到っておりません!ご了承下さい。

 

敬老会

今日は三浦由紀市議さん、三川各地区の区長さんを来賓に、三重総合高校神楽部の皆さんをお迎えして敬老会が開催されました。

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お寺なのにお神楽???まあ細かいことはさておき、早いお囃子にのせて演目は進みます。

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お神楽と言えばみんな大好き「柴引き荒神」!

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敬老者とは思えないほどの勢いでで荒神様と柴を引きあいます。

健康な証拠ですね。

最後は江藤英彦さんの敬老者代表謝辞と万歳三唱で幕を閉じました。

 

かつて、盛永宗興老師は法話の中で「老い」には

〇 年齢を重ねることをマイナスと捉える「老醜」

〇 年と共にいよいよ円熟味の増す「老熟」

の2つがあるとおっしゃっておられました。

今日の敬老の皆さんを拝見していると、いきいきとされていて年を取るのが楽しみになってくるように感じる一日でした。

少年少女研修会「寺子屋」

7月28日、臨済宗青年僧の会による少年少女研修会「寺子屋」が長勝寺で開催されました。

坐禅や紙芝居、食事や勾玉作りを通して、和尚さん達と仲良く過ごしました。

KIMG0307 写真は「黒いパン」という紙芝居をしています。

欲深く、ずるい大金持ちが乞食に投げ与えた粗末な黒いパンがきっかけで広く世間に施す喜びを知って改心するお話です。

あれ??子供よりどこぞの大人に聞いてほしい気がしますね(-_-;)

坐禅の指導は「からだとこきゅうとこころをととのえる」をテーマになるべく分かりやすくやさしく。そんなに長く坐りはしませんでしたが、みんな結構上手に坐っていました。

お昼は大儀寺の和尚さん特製のカレーライス。ご飯のありがたさを味わいました。

午後からは勾玉作り。ヤスリでこつこつ削っていく根気のいる作業です。

うまくいかない子供たちからはこんな声が…

「ぼく、、不器用って言われてますから(´;ω;`)」

某和尚さん「そ、そんなことないない!うまくできてるやん!」

「あーーーーーーーもうやめたー!」

某和尚さん「ほらほら、一緒にやってみようよ」

私も一緒に作ったんですが、勾玉って、特に美しい曲線を出そうと思うとかなり難しいものですね。昔の人に倣って、階段の角やゴザや竹など、その場にある身近なものを道具に変身させて、みんなでいろんな削り方を工夫してつくりました。

おやつは豊後大野市千歳のスイカとトウモロコシです。お約束の種飛ばし大会をした子もいたようです、、苔庭からスイカが生えないとよいのですが(~_~;)

 

少年少女研修会は毎年夏に開催されています。参加ご希望の方は来年お寺までお申し込み下さい!

 

天井絵馬

 

ビフォア・アフターのアフターの方です。

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天井絵馬の試作です。京都の二人の絵師さんの手によって描かれました。

古い絵馬にも古い良さがありましたが、老朽が激しく残念ながら再利用に適うものではありませんでした。

旧絵馬の記事はこちら

今回の絵を見た瞬間、元々の絵より数段上の出来栄えにびっくりしました。

絵馬は全部で103枚制作の予定です。

観音堂 あれこれ

すっかり更新ををさぼっていました。

(今回も建築マニア向け記事ですのでご了承ください。)

先日、衞藤建築さんの作業場にお邪魔してきました。

 

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観音堂の材料になる木材。10年以上寝かせた逸材です。

写真中央は正面の丸柱になるケヤキ材

作業場にお邪魔するといつも思うのですが、木の種類が豊富で、まるで木材の博物館のようです。

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台輪(柱の上部)と屋根の間に入る組物。ケヤキで出来ています。

堂々たるもので、これが柱の上に据えられているところを想像すると、ぶるぶるっと恐れ入ってしまいました。

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制作中のケヤキ花頭窓

ケヤキは建築材料の中でも特に硬くて有名です。

細工をするのも硬くて大変なんだそうです。

 

 

 

 

 

花まつり

お釈迦様のご誕生をお祝いする花まつり。

本当は4月8日ですが、長勝寺では旧暦4月8日に近い5月5日のこどもの日に花まつりをしています。

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今年も沢山お参りに来ていただきました。

甘茶を誕生仏にかけてお参りした後は甘茶のお接待です。

今年は2種類の茶葉を混ぜて作りました。素朴な甘みです。

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お釈迦様がお生まれになられた時、「天上天下唯我独尊」と声を発したと伝えられています。

一昔前、意味を「オレ、ただ一人が一番エライ!」

と勘違いした強面のお兄さん方が学ランの背中に刺繍したりしていましたが、本当の意味は

私は尊い人間性を持って生まれてきました。それは私だけでなくあなたにも備わっている尊さなのです。

ということなんだそうです。

つまり、生きとし生きるものには全て、人とし人の尊さ=仏の性質(仏性)が元々備わっているということです。

仏教には妙にひねくった表現をすることが多いのですが、その複雑さ故、本当に分かった時の味わいもひとしおです。

ご詠歌、万寿寺での稽古の様子

4月28日、顕徳町の万寿寺さんでご詠歌の合同練習に参加してきました。

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長勝寺支部の発表するご詠歌は「三宝恭敬(くぎょう)御和讃」

少しだけ中身を紹介します。

たぐいなき 三つの御宝 敬いて 生くる命ぞ 尊かりける

三宝の三というのは仏・法・僧のことです。仏教徒の必須科目でして、これなしに仏教は語れません。

聖徳太子の十七条憲法にもこの三宝を敬う項が出てきます。

詳しくは

こちらの三帰戒

をご覧ください。

5月28日の大会に向けて一生懸命練習してきました。

天井絵馬の制作が始まりました!

こんばんは。

最近雨続きで、桜もすっかり散ってしまったようです。来年も同じ桜の花が咲くでしょうが、それを見る私は今よりも少しは向上していたいと願うこの頃です。

さて、今日は近くに用事があったので、衞藤建築さんの作業場にお邪魔してみました。

ちょうど天井板に鉋(かんな)をかけておられました。

 

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厚み約1センチの秋田杉です。赤みの強い吉野杉に比べてやや灰色掛かった、透き通るような清々しい色をしています。かなりつやつやと光沢を放っていましたが、まだ仕上げの鉋をかける前の段階だそうです。仕上げが終わると、下の図のように裏面に蟻を切り補強をします。

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旧観音堂の天井板は「栴檀」という木材で出来ていました。あまり頑丈な材質ではなく、木目がケヤキに似ているため、ケヤキの代用品として使用されてきたようです。下から見上げるとそんなに目立ちませんが、かなり亀裂や絵の具の剥落が進んでいました。(写真は白象の図)

絵馬白象図

板が出来上がったら、京都の専門の絵師さんに昔と同じ構図を再現してもらいます。

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昔、掃除をしていた時、ゴローンと横になって天井を見上げ、一つ一つ、隣り隣りの絵を眺めていました。手前味噌のようですが、不思議と飽きないのです。

他にはない個性豊かな絵馬。

 

観音堂を訪れた人々を魅了してきた天井絵馬は新しく生まれ変わろうとしています。